大進漁業の想い
インドネシアから、より良い水産物を世界各国へ
大進漁業株式会社は水産専門商社として、水産資源の豊富な海洋国家インドネシアより「とび卵」をはじめとする水産商品を開発、生産、そして世界各国にお届けしています。
インドネシアにおける大進漁業の水産開発は、同国南部のティモール島沖でのカツオ、マグロの買い付けに始まり、そこから現地での人材育成や投資の拡大を進め、現在ではスラウェシ島マカッサルにおいてとび卵や冷凍トビウオ、焼きあごなどの水産物原料の輸出を手がけています。
当初は日本向けの輸出を目的とした事業でしたが、日本の食文化が世界に伝播していくのにつれて中国や台湾、タイ、韓国などでの需要も高まっており、インドネシアからこうしたアジア諸国への輸出の伸びが順調です。
インドネシアから、世界各国へ。水産専門商社として大進漁業はこれからも安全品質、安定供給を通じて豊かな食文化を支え、発展させていくためのサプライヤーとしての使命を果たしてまいります。
事業を通じて現地の経済と地域社会に貢献
大進漁業は創業以来、インドネシアの現地において水産物原料の輸出事業を手がけてきました。現地の水産工場はインドネシア国内の中でも「へき地」と見なされるような場所にあるため、それまで大きな産業が育ちにくい環境でした。大進漁業は事業を通じて現地の雇用を生み出し、産業を振興し、経済的な発展に貢献するべく現地と二人三脚の取り組みを進めてきました。
幸いなことに日本とインドネシアには国家間の対立がなく、現地の人たちも日本の企業に対してとても好意的です。そんな関係性をいかしながら地域に貢献し、発展させていくことは水産事業という観点だけでなく、両国関係の発展にも寄与するものではないでしょうか。
インドネシアは海洋国家であり、食文化や船乗りの文化など、日本と似ている部分があります。こうしたインドネシアの特性をいかし、マンニング事業も現地での雇用促進と経済の活性化に寄与しています。
これまでの信頼と実績で、現地では大進漁業に対する知名度や一定のブランドイメージを確立することができました。現地での水産資源開発や優秀な船員人材の確保において、こうした強みが大いに発揮されています。
水産専門商社として多国間貿易でネットワークを拡大
日本の食文化が海外に拡大していることも関係して、水産商品に対するニーズは世界的に高まっています。日本向けに始まった水産事業ですが、今では中国や台湾、タイといったアジア諸国も重要な輸出先です。日本とインドネシア、そしてインドネシアから需要地に向けての三国間貿易が伸びている現状を踏まえて、今後もこうした多国間のネットワークを拡大していきたいと考えています。
国と国をつなぐ事業だけに当事国同士の政治的な対立や規制などの影響を受けることも多々ありますが、大進漁業が長年の事業を通じて積み重ねてきたノウハウや人脈を駆使することで、販路の開発を順次進めています。より良い水産物を必要とする皆様にお届けするのは、私たちの最大の使命です。それを果たすべくこれからも努力してまいります。
